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かねごんの放浪記
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 今までいろいろな学校や塾・予備校で、数学を教える仕事をしてきました。紆余曲折を経て職場も転々、そして日本全国を旅する自分。結局自分の人生言ってみればすべて「放浪」。自分が善人か悪人かも分からないし、いろいろ迷いながら過ごしている日々。2016年に脳梗塞を発症、現在社会復帰に向けてリハビリ奮闘中です。このブログも開設11周年!12年目も懲りずにくだらないこと書き続けます…。
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2017 センター試験 数学U・B 感想と解法速報

2017/01/19 03:13
 さて、引き続き数学Aの方を書いていきたいと思います。ただ、最近は解説速報早いですね。予備校の東進や城南予備校ではすでに解説が掲載されています。たぶん近々3大予備校でも解説講義など配信するでしょう。障害の自分にはとても追い付けません。まあこちらはいつもの感じでマイペースに感想含め書いていきたいと思います。

数学U・B
 全体的な感想は、見た目難しい。いろんな分野が融合されているのが今年の特徴だと思います。融合問題は両方の知識がないと解けない訳で、これは最近の傾向でもあります。とにかく受験生の皆さんは、知識に穴が無いよう、苦手な分野も最低限の知識・技術は固めておきましょう。

 第1問[1]は三角関数。まず、3つ条件が書いてあります。問題を見た瞬間考えておきたいのは、Aよりどちらかがマイナスということ。α<βより、αが鋭角、βが鈍角というイメージは持っておきたいです。(1)、2倍角の公式と誘導されているので、cos2α=2cos^2α-1の公式を使えば出ます。次に、Aの式を2乗してください。これで和と積が分かりました。そこで、2次方程式の解の性質を使います。x^2-(和)x+(積)=0で計算すると、たすきがけより4/5と1/3と出ます。Bより、cos^2αが4/5、cos^2β=1/3なので、平方根をとって最後の解を求められます。はじめの条件に早めに気づいておくのと、さりげなく2次方程式を使いこなせるかが重要でした。

 第1問[2]は対数関数。見た目はボリュームありますが、内容はそれほどでもないです。無理やり内分の公式・常用対数の計算を絡めたなあという印象です。まず真数条件により、p>0,q>0です。そして内分の公式を使うだけで次の空欄は埋まります。それがCと一致するというので、連立方程式を作ります。全く図のイメージ必要ありません。ただ誘導通り計算します。Dの式変形ですが、1+1/3logp=logqより、log2+1/3logp=logqで、2p^1/3=q、両辺を2で割り3乗するとEができます。Cより、p=3qなので3次方程式を解くと、q=2√6となります。pはその3倍です。最後、このqの近似値を求めろといいますが、与えられているのが常用対数で、ここまで底は2だったので変換する必要があります。log2√6=log2+1/2(log2+log3)と直してから、最後にlog3の値を求めるときに底の変換公式を使ってください。正直この筆算はしんどいです。あまりセンター数Uで、このような小数計算をするのは記憶になく、珍しいと思います。

 第2問は微分積分。接線と微分積分の典型的問題で、しっかり誘導に乗れば解ける問題です。昔と違うのは、微分の出題が多くなっている最近の傾向をまさに踏襲しています。(1)、まず接点tの接線の方程式を作ります。公式だけです。これがPを通るときなので、Pの座標を代入します。tの2次方程式をたすき掛けなどで解いてください。t=2a-1,1となります。これが等しくなるt=1以外は接線は2つあり、t=2a-1とt=1を代入してください。(2)、y切片r>0となるときは、2次不等式を解けばいいです。数Tですね。このとき、△OPRの面積は、底辺がy切片、高さがPのx座標aの三角形なので、求まります。この3次関数Sの増減表を作ります。微分すると、S'=0となるのは0と2/3で、0<a<1より、2/3で極大かつ最大となります。(3)、放物線と接線とx=0,x=aで囲まれた面積ですが、放物線の方が接線より上になるので、定積分計算してください。最近は積分計算は一昔前みたいに重たくなくていいですね。最後、このTの増減を調べる問題が少し悩みます。T'=0を解の公式で解くとa=3±√2/7で、2/3より大きいか小さいか判定しないといけません。通分して判定するのが確実でしょう。結局これはどちらも2/3より小さいので、T'>0となり増加するとなります。最後の問題は昔の数Tでありがちの小数大小比較でした。

 第3問は数列。まあネタ切れ感もありますが、ついに数Uの対数も最後に絡める出題となりました。まあ数Bだけの専用問題ではないのでいいのかもしれません。(1)は楽勝。初項1、公比2だから、3つの数は1,2,4なので、その積は8、和は7です。(2)、初項x、公比rなので@より、x*xr*xr^2=a^3 x,r,aは実数なので、両辺の3乗根を取り、xr=aです。AとBより、a,b,rの関係式を作れと言っています。つまり、xを消去しないといけないので、x=a/rを代入し、r倍すればrの2次式Cが完成します。Cを満たす実数rが存在するので、D≧0を解いてください。Dが作れます。(3)a=64、b=336のとき、Cから2次方程式が作れ、両辺を16で割るとたすき掛けできそうと分かります。r>1より、r=4、x=16です。ここでtn、対数が登場します。snが16*4^n-1=4^n+1で、tnはlogの底と真数が同じことを利用して変形できます。最後その和Unを求めよとあります。いわゆる等差×等比型の数列の和なので、誘導通りUn-4Unから求められますが、この計算が実に面倒です。具体的に書いて引き算していくと、初項と末項以外は係数1、公比4の等比数列の和になります。4^n+2でくくると、マークにあう形になります。最後はかなり面倒なので、実際受験生だったら後回しにすべきでしょう。それ以外は見た目難しいですが、割と点を取りやすい問題だったと思います。


 第4問は平面ベクトルでした。予備校の分析では割と簡単となっていますが、自分はやや難しく感じました。去年の方が解きやすかったような…。(1)正六角形の座標は、Bが第1象限に気をつけて図を書けば分かると思います。(2)交点の位置ベクトルの問題で、誘導されているのでまだ簡単です。AMはBDの中点Mの座標からAの座標を引けば求められ、DCはCの座標を求め、Dの座標を引いてください。指示通り、ベクトルの成分計算すると連立方程式になり、それを解くとsとtが求まり、ONが分かります。問題は(3)、改めて図を書いてください。垂線の交点を求める問題です。これがあまり誘導されてなく、不安でした。EPの成分を求めろとあるので、Eの座標を求め、P(1,a)から引き算すればよいです。これだけからHの座標を求めるとあります。Hのy座標はaなので、x座標を文字で置き、EP⊥CH条件より内積が0になることを利用してください。センター試験のベクトルは必ず内積出題されますからね。最後、OPとOHのなす角θで、cosθ=12/13からaを求めよとあるので、内積の定義式を2通り使うのですが、これはためらう問題です。√の中が4次式になるのですが、√が結果的にはとれます。数Vやった人だとこの因数分解はやったことある人多いはずです。a=±5/12となります。(3)が計算重たすぎるなあと感じました。

数学U専用問題

 第1問と第2問は数学U・Bと共通問題なので省略します。

 第3問は図形と方程式の出題でした。見た目からも過去一番易しい問題だったと思います。(1)直線ABの方程式は公式を使うだけです。(2)2点AB間の距離も、公式だけでしょう。(3)、2点ABを直径とする円Cの方程式ですが、中点(4,6)が中心、(2)より半径5の円なので、あとは円の公式に入れてください。また、Aにおける円の接線ですが、(1)と垂直なので傾きの積が-1を利用すれば出るでしょう。変に接線の公式は使わない方が無難です。(4)から少し難しくなります。△ABPの面積が20となる点Pの軌跡ですが、図をイメージしてください。(2)より底辺が10なので高さが4になればいい、つまり点Pと直線ABの距離が4になればよいので、点と直線の距離の公式を使うと、絶対値の方程式を解いて2通り答が出ます。(5)今求めたAと@の交点は連立方程式を解いてください。Aと円Cの交点も連立方程式、つまりAを代入すると2次方程式になります。たすき掛けで解くと交点が出ます。最後(6)、△ABPの面積が20で、△ABPが直角三角形となるのは、ここまでの図をよく見ましょう。まず点Aが直角となるのは2通り、点Bが直角となるのも2通りあります。点Pが直角となる場合はきちんと検証が必要です。点Pが直角となるときは、ABが直径となる円C上です。つまり、(4)と円Cの交点です。AとCの交点は、(5)でやったように2通りあります。問題は円とy=3/4x-2が交わるかです。連立して2次式の判別式をやればD>0になります。よってこれも2点で交わると分かり計8個となります。自分は計算しましたが、対称性が利用できるかは不明です。いずれにしても、文字があまり絡んでこなく、昨年よりも簡単だったと思われます。

 第4問は複素数と2項定理・相加相乗平均の問題でした。確かに二項定理は今まであまり出題されてなく、出したかったというのだけは伝わってきますが、ストーリー性が全く分からないめんどくさいだけの問題です。(1)と(2)にも関連は全くありません。(1)は4次式の問題。P(x)がまわりくどく書いていますが、要はP(x)=(x^2-2x+3)S(x)です。この式にx=1,2を代入して式を簡単にすればS(1),S(2)が出ます。これをS(x)の式に代入すればmとnの連立方程式になり、S(x)=0は解の公式より解くことができます。整式の除法と解の公式が使えるかという問題です。(2)はかなりめんどいですし、見た目からして煩雑そうです。まずQ(α)を計算せよと言っています。計算のスペースもつらいでしょうが、2次式にこの複素数αを代入して計算してください。実部と虚部に分けるとマーク欄が埋まります。Q(x)=0がαを解にもつことから、先ほどの実部と虚部が0になります。虚部からk=-2cと求まり、それを実部に代入するとlが分かります。一回ここまでの話はおいといてください。さて、二項定理より、α^4を計算しろと言っています。一回単純に4乗を計算してください。パスカルの三角形を知っていれば少しは楽でしょう。また実部虚部分けます。その実部の最小値を二項定理で求めろとあります。c^4+1/c^4≧2√1で最小値2なので、実部の最小値は6を引いて-4です。等号成立条件はc^4=1/c^4、c>0よりc=1です。そのとき、kとlは単純にc=1を代入すれば求められます。数学Uの受験層を考えても、この問題は計算がつらいですし、何もストーリー性がないので実につまらない問題でした。

 ただ全体通してとにかく伝わってくるのは、教科書からまんべんなく出題しようという方針は伝わってきます。センター試験もあと3年という噂ですし、そろそろ根本から裏切る、二項定理とかが数学U・Bの方に出題されてもおかしくありません。もちろん三角関数・指数関数が第1問の可能性は高いでしょうが、数学Uどこからどうきても対応できるよう、傾向に惑わされず来年の受験生は対策しておいてください。
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2017 センター試験 数学T・A 感想と解法速報

2017/01/15 23:27
 明けましておめでとうございます。さて、昨日・今日とセンター試験が行われました。極寒の中、受験生の皆さんお疲れ様でした。自分が教師に復帰できるか分かりませんが、2年前までこう感想を書いてきたので、半分趣味としてまた書いてみたいと思いブログにしました。まだ解き終わってないのですが、追々更新していきます。ぱっと見の感想は、数Tは割と簡単。他は見た目から難しいといった感想です。何せ鉛筆が持てないので、PC上で解いているので更新が遅れると思いますが、よろしくお願いします。

数学T・A

 第1問[1]は数と式。いわゆる対称式の計算問題です。2乗・3乗の対称式の公式で解けます。4乗はご自由にということでしょうが、2乗の式を2乗した対称式を使えばいいはずです。単純に2乗しないように。[2]は命題。見た目簡単そうですが、中には熟考を要するものも。qはpであるための、といったらqならばpが成り立つか考えます。x^2=1だからといって、x=1とは決めつけられません。逆が成り立つので、必要条件。2つめはあきらかに無関係。3つめは、pまたはqでないというのは、つまりx=-1でないということです。そうすれば無関係。4つめは、3つ目をしっかり考えておくとド・モルガンより、x=-1なので、十分条件と分かります。後半は真偽。Aはx=1なので、x>0で真。Bはx=+-1なので、x>0とは言えない偽。Cはド・モルガンより、pならばqとなるので、前半の1つ目の逆で真となります。

 [3]は2次関数。昨年はこういうのがなかったので、久しぶりの正統派出題です。ちょっと平方完成がめんどいです。正確にやると頂点の座標が分かります。その頂点のx座標の最小値は平方完成してください。分数でなおめんどいです。頂点のy座標は4次関数ですが、誘導されています。おきかえて解くのですが、平方完成が因数分解形で、t>0だから答えは16です。平方完成というより、t>0の方が重要な問題でした。各10点です。2次関数の配点が以前からずいぶん減りましたね。

 第2問は2問構成で、[1]が三角比、[2]がデータの分析で、15点ずつです。この配点は新課程以降変化なしです。[1]は、三角比で内容は簡単です。(1)まずは余弦定理でACを求めます。若干計算が重たいです。次に正弦定理で外接円の半径Rを求めます。3問目、sinAを求めるとありますが、Rが求まっているので、正弦定理をまた使えばよいです。余弦定理で相互関係とやったら大変です。(2)、△ABDの面積が与えられていて、sinAが求まっているので面積の公式より、AB・ADが分かり、それよりADが求まります。ADだけなら、面積比を使うこともできるでしょう。

 [2]はデータの分析。もう3年目になりますが一貫して、計算でなく考えて分析させたいという意図が伝わってきます。(1)散布図を読み取る問題。特に難しくないので、1つ1つ選択肢と照らし合わせてください。146が正解です。(2)は今年ももう1つの1次関数が出てきて、XがDの1.8倍から計算されます。昨年の過去問をやった人は対策出来ていたかもしれません。分散は偏差の2乗の平均なので、1.8の2乗=3.24倍です。共分散は、分散と違って2つの偏差の積なので、片方だけ1.8倍されます。相関係数は、共分散が1.8倍ですが、標準偏差も1.8倍なので、変わりません、1倍です。(3)はヒストグラムと箱ひげ図の問題。一瞬これまでのを使うのかとひやひやしましたが、無関係。X+Yの最小値が108ということより、1回目がAとaの図と分かります。もうヒストグラムは使いません。何のためだったのでしょう?最後、箱ひげ図より四分位範囲を求めると、箱の長さが14と15ぐらいなので、1回目の方が小さい。中央値は1回目の方が大きいので、@が正解。X+Yの最大値、最小値はともに1回目の方が大きいです。(2)が、計算の経験で知っているか否かで分かれる問題でした。全体的にはページ多い分面倒なだけで、簡単な問題でした。

 以下、数学Aからの出題でいずれも20点になります。3題のうち2題を選択すればよいことになります。

 第3問は確率でした。扱う題材は当たり2本、はずれ2本のくじというシンプルなもので、これだけ難しくさせられるのは天晴です。(1)AB少なくとも一方が当たりは、2人ともはずれの余事象だから、1-1/6=5/6です。(2)3人で2本の当たりを引く事象を、排反な3つの和事象で答えさせるもの。これはまだ簡単で、誰か1人がはずれるわけだから、135の和事象とわかります。その確率は3つとも1/6だから、3倍して1/2。(3)E1が起こったときEがおこる条件付き確率は、意味を考えるまでもなく公式だけです。(4)これが1番難しい。BCの少なくとも一方が当たる事象を3つの排反な事象の和事象で選べという。結論:Aがはずれれば、絶対にどちらかが当たるわけでまずそれを選び、あと(Aがあたっても)Bだけはずれの場合とCだけはずれの場合を足せば条件満たせます。これは難問ですが、排反事象と言っているのでBがはずれとCがはずれは選べなさそうです。消去法でもいいし、自分は8通りの表で解きました。くじはもとに戻さない場合でも当たる確率は変わらないと知っていれば、E2,E3の確率はすべてE1と同じで5/6です。(5)条件付き確率も、分子がEで、分母がすべて5/6なので、全部同じと分かります。

 第4問は整数。本質的理解を問う良問で、最後の問題以外は割と平易です。数Aの中では途中点も一番とりやすいでしょう。(1)3桁の整数37aが4で割り切れるのは、下2桁が4の倍数になればよいので、72、76です。(2)4桁の整数7b5cが4でも9でも割り切れるのは、まず4の倍数がc=2,c=6の場合で、c=2のときb=4、c=6のときb=0,9なので3組です。このうち最小なのは7056、最大なのは7956です。7b5c=(6*n)^2となる場合は、要は36n^2なので、上の3組。その中で実際に36で割ると平方数になるのは、7056=36*196です。実際に割るのが一番早いでしょう。(3)1188の正の約数の個数は、因数分解して指数+1の積です。3*4*2=24個です。そのうち2の倍数は、2の因数のとり方が2^1、2^2の2通りになるので2*4*2=16個です。4の倍数は、2の因数のとり方が2^2だけになるので1*4*2=8個です。これは教科書に良く出てくる公式ですが、その意味を理解している必要がありました。そして最後が難問。1188の正の約数の積を2進法で表すなんてほとんど誰も考えたことなかったでしょうが、2進法に直すとき、よく割り算のひっ算の逆みたいなことやりますよね。つまり、2で何回割れるかと聞いているのです。そうすると、2の倍数が16個、4の倍数が8個と求まっているので、16+8=24個となります。これはかなり名作良問でしょう。

 第5問は平面図形。今年は自分で図を描く必要がありますが、気付けばそんなに難しくありませんし、何もひねりのない問題です。(1)、図を描くと円と三角形の問題と分かります。BC・CEはこの形ときたら方べきの定理です。CD・CAと等しいので、28です。BC=8より、CE=7/2です。次は、延長線を書くとメネラウスの定理と分かります。BE:EC=9:7なので、これより、BF:AF=12:7です。ABの長さの比が5に相当し、実際の長さが3だから、3*7/5=21/5となります。(2)ほとんど数Tの問題です。Bの角度を聞いているので、余弦定理より、B=60°です。内接円の半径rは、三角形の面積を数Tの公式で求め、S=1/2r(a+b+c)で求めればよいでしょう。最後、BIの長さはやや難しいですが、よく考えれば内心は角の二等分線上にあるはずなので、60°の半分30°。BCと内接円の接点をHとすると、△BIHは1:2:√3の直角三角形です。r=IHなので、BIはその2倍になります。気付けば簡単でした。

 今年は確率が難しく、整数と図形が最後の問題以外割と簡単な年でした。図形は人によりますが、やはり整数問題を勉強しておけば学習量に比例しやすいので無難だと思います。

数学T専用問題

 こちらの問題は、数学T・Aの第1・2問と一部共通していて、さらに発展させています。でも、数学Aがないことを考えると、だいぶ時間的にも楽でしょう。もちろん、平均点は受験層の違いで低いですけど…。上に書いてない部分について書いていきます。

 第1問[1]は数学T・A第1問[1]とほぼ同じ対称式の問題です。2ページ目が追加されています。2ページ目も同様に対称式の公式を使ってください。問題の最後は、これが負のときxを求める問題ですが、これは2次方程式の解の公式を使ってください。√が絡む2次方程式は解の公式を使うしかないでしょう。x>0なので、正の方の平方根が正解でした。第1問[2]は命題で、数学T・A第1問[2]と配点も内容も全く同じなので省略します。

 第2問は2次関数で、新作として[1]が追加されていて、[2]は最後の問題だけが追加されています。[1]はf(x)が2乗引く2乗の形で表されています。つまり、この問題は2次関数と見せかけた因数分解の問題です。いわゆる(a+b)(a-b)の公式で計算すると空欄が埋まります。これが原点を通る時を聞いているので、x=0のとき0になればいいので、aの方程式をたすき掛けの因数分解などで解いてください。[1]はほぼ2次関数の知識は使いませんでした。[2]は数学T・Aの第1問[3]と途中まで同じです。平方完成し、その頂点の最小値を求めます。その際、平方完成というか因数分解してると思うので、ヌネが埋まるはずです。最後、頂点のy座標が10000以下になる場合を聞いています。(3t+4)を2乗して10000以下なので、-100≦3t+4≦100です。でもt>0なので、3t+4≦100だけ考えればいいです。t≦32なので、a^2≦32.です。このaの2次不等式を解いてください。4√2となります。本年2次不等式の出題はここだけでした。

 第3問は三角比で、数学T・A第2問[1]と前半は同じです。(1)(2)については上を参考にしてください。追加された(3)ですが、数学T専用問題なのに、数学Aや数学Uをやっている人は有利な出題でした。CからABに垂線CEを下ろす問題で、そのCEの長さを聞いています。1:2:√3の直角三角形なので、CEはBCの√3/2倍です。cos∠ACEは今求めたCEをACの長さ√6で割ってください。さて、次にcos∠ACBを聞いています。3辺が出ているので余弦定理を使って下さい。しかしこの有理化計算が実に重たいです。苦労すると何とかcos∠ACEと同じ値が出てきます。さてこの値ですが、数学Uをやったことある人なら見覚えあるでしょう。sin75°つまりcos15°の値です。すぐ∠ACE=15°と分かります。もちろん知らなくてもできますが、その場合は図で解いてください。EとBが同じ位置なわけないので、ACに対して逆側と分かり、同じ角度ということで、ACが角Cの二等分線だと分かり、角Cの半分15°と分かります。最後、tan15°の値ですが、これも数U知っている人なら加法定理で出した方が早いでしょう。自分は数Aの角の二等分線の性質を使いました。AB:AE=2:√3を使ってAEの長さを出し、tan15°=AE/CEで出しました。数Tの知識だけなら、1+tan^2C=1/cos^2Cの公式を使うんでしょうか?いずれにしても第3問は内容はそれほど難しくはないのですがホントにこの計算やるの?と思う有理化計算が多すぎて、数学T受験者にはきつかったと思われます。

 第4問はデータの分析で、数学T・A第2問[2]と(1)〜(3)まで同じです。(4)が追加されています。その(4)ですが、追加する必要あったのか?と言いたくなる問題です。XとX'が出てきます。ハンディか何か分かりませんが、中と低にいくらか加点する箱ひげ図の問題です。結果的にはこれも(3)までは使う必要ありません。加点すれば箱ひげ図もその分平行移動するだけです。0は、中央値が中の方が低いので×。@は確かにX'は中央値が66以上70未満なので〇。Aは四分位範囲は平行移動しただけなので等しい○。Bは第1四分位数は中と低がほぼ同じに見えるので×。C第3四分位数は中が一番低いので×で、@とAが正解です。Bが微妙な選択肢だったことを除けばこれで5点は美味しいかなという問題ですが、これはほんとに図を読み取るだけの問題でした。

 数学T専用問題の平均点がかなり低いようです。第3問のせいかもしれませんが、これはそれだけ数学Tで受験できる大学が減った社会的影響の方が強いでしょう。いずれにしても、数学T受験生は、かつての数学Tがとても生きると思います。2次関数・三角比の出題が大半だった2010年頃の過去問をしっかりやって、データの分析もしっかり対策を練ってください。
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自分の教育観

2016/12/22 13:34
 まもなく2016年が終わろうとしています。自分にとっては過去最低の1年でした。働いたのはたった4日で、5日目に入院。こうしてこのまま1年が終わろうとしています。最近はカウンセリングと通院の日々でしたが、ほぼ年内の用事は終わりました。年賀状も作り終わったので、ほぼ暇になりました(もともと暇だらけですが・・・)。

 さて最近、自分の人生は数学を教えることしかしてやってこなかったんだと改めて思います。何か他の職歴は?と聞かれても、ほどんどないことに気づかされます。20の頃(実は10代も?)からずっと塾のバイト・家庭教師などやり始め、結局今に至るわけです。そりゃ他の道がないわけです。でもつくづく思うんですが、教育って正解がないと思います。

 例えば、自分は分かりやすい授業を目指してやっていましたが、それだって正しいかどうかも分かりません。少しは自分で考えさせた方がいい場合も当然あります。あえて難しく伝えるのも、思考力の養成になるといえばありだと思います。結局教育って言ったもん勝ちみたいなところがあると思います。生徒のレベルに合わせて方針を考えるべきなんでしょうが、集団授業だとそうもいきません。どこに焦点を当ててやっていくか、それが問題です。

 とりあえず自分は、目の前にいる生徒に少しでも分かりやすく伝えて笑顔になってほしいとやってきました。自分のこと嫌いな人たくさんいます。でも、それは仕方ないことです。少なくとも、自分の所に質問に来てくれる生徒はそれほど嫌いではないと思っていました(真相は分かりませんが)。そういう生徒に丁寧に教えたいから放課後けっこう残って教えたりしてました。自分は人としても全く魅力がなくて、ブサイクでキモくて、そういう意味でもずいぶん嫌われてきました。だから自分が寂しかったというのがあります。だから生徒が来てくれると嬉しくて、ついつい教えこんだりしてましたね。それも教育として正しかったのか間違ってたのか、今となっては全然分かりません。

 さて、来年いかなる道が待っているかはまだ全く分かりません。やはり手が使えない以上教師は難しいと感じてはいますが、戻れるものなら戻りたい所です。2017年が自分にとっても皆さんにとってもいい1年になるようお祈りしつつ、今年最後のブログを終わります。
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近況報告

2016/11/07 07:35
 ブログを3ヶ月くらい書いてなかったので、たまには更新してみます。久しぶりですが、入院してたわけではありません。何を書いていいか分からなかった(炎上を恐れた)というのが一番の理由です。まあ、こんなブログ閲覧数も少ないので炎上するわけないんですけど。

 8月末、やっと身体障害者手帳が発行されました。右手機能全廃で、上肢2級障害をいただきました。おかげで、いくつかメリットがありました。それを書くと炎上するかもと思って書けなかったわけですが、勇気をもって書いてみます。身体障害者手帳があると、いくつかの施設が無料で入れます。そこで、9月、10月は上野に3回行きました。上野動物園、国立西洋美術館、国立科学博物館、東京国立博物館などに行きました。でも、これら全部ざっと見ただけで、じっくり見ると1日に1つでも難しいくらいです。

 上野の障害者職業センターにも行きました。まあこれは11月下旬から本格始動しそうなのですが、一体こんな自分に何ができるか見極めていこうと思っています。まだ障害年金はもらっていませんが、税金で生かせてもらっている自分、こういった障害者サービスは実にありがたいと思っていて、国民の皆様に感謝しています。それを伝えたかったのです。

 あと最近ネットでためたポイントでドラクエ10をまた買ってやり始めました。コントローラは持てない自分ですが、パソコンならかろうじてゲームができるというのが購入の一番の理由です。もう20日間無料券は切れたので、これからは細々と続けていくつもりですが、自分がやっていた2012・2013年の時よりはゲーム内の機能が地味に便利になっていました。ゲームに夢中になっていると、現実の辛さが忘れられ、うつ病に近い?状態、不眠症が、多少疲れてよく寝られるようになりました。

 何かまとまりのない文章になってしまいましたが、頭が混乱している状態なので許してください。混乱しているといえば、今は相対性理論が分からなくて混乱しています。入院中も1秒の定義が分からなくなって混乱したんですよね…。
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車を売りました

2016/08/20 22:29
 昨日になりますが、新車を売る結論に達しました。

 体調の方は薬をきちんと飲んでいるおかげで、入院以降いたって健康的です。数値もほぼすべてで普通の人並みとなっています。入院前は明らかに異常な数値でしたからね。ただ、いまだに障害はほぼ治っていません。もう発症して半年が過ぎ、脳梗塞は発症して3ヶ月くらいすると、回復が一気に鈍化するので、症状がほぼ固定化されてしまった感があります(現在、身体障害者手帳を発行中です)。たぶん皆さん口に出しては言わないけど、ここまで自分が回復しないとは予想できなかったでしょう。自分ももう少し回復すると思っていました。

 収入がない今、車を維持するのがつらくなってきました。自分としては15年間乗ってきた前の車から、2014年秋にやっと手に入れた新車だったのですが、まだ車を運転できるようになるにはハードルが多すぎる気がします。免許更新の際にも引っかかるかもしれないし、現在目も治療中で、飛蚊症もあり、視界も前より狭いです。法的には乗れなくはないようですが、モラルとして、あと加害者になってしまったらと考えると、現在は運転しない方がいいという結論に達しました。

 実は先週から査定してもらい、業者同士で争ってもらい、何とか購入時の半額程度で引き取ってもらえそうなので、断腸の思いですが売ることにしました。安定収入を得られるようになって自信を持って運転できそうになったら、いつか新古車など買えればと思っています。とりあえず、きちんと売却されれば、しばらくの生活費は何とかなりそうです。
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相模原の障害者施設 殺傷事件

2016/07/26 11:55
 今日、こんな衝撃の事件の速報が入ってきました。相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で、元職員の男が障害者を多数殺傷したという事件です。現在19人の死亡が確認されているそうです。解雇の恨みとも言われていますが、「障害者いなくなってしまえ」と言いながら障害者は切り付けられたそうです。亡くなられたご遺族の方々には本当にご冥福をお祈りします。

 今の報道の段階でまだ動機は良く分かっていません。でも、解雇の恨みなら会社を怨めばいい訳で、障害者には何も罪はありません。障害者に恨みがあるなら、この場所に限らず介護福祉士失格です。自分も生徒に死ねとかキモイとか何万回も言われていますが、担当の生徒を殺そうと思ったことは一度もありません。なぜこんな戦後最悪の凄惨な事件を起こしたんでしょうか。

 自分も現在障害者になってしまった訳で、この話は他人ごとではありません。介護福祉士がストレス多い仕事だというのは自分もお世話になって分かります。自分含めて、患者の食事・入浴・排泄ケアなど苦痛なお世話もしないといけないです。時折患者と言い合いになったり、自分はケアワーカーに言わなかったつもりですが、患者から心無いことを言われたりもします。これは患者の立場で言うと、患者も施設でストレスのはけ口がなく言ってしまうんだと思います。施設の生活は安全面などの観点から患者に自由がなく、けっこう制限・拘束されます。これが患者にとってかなりストレスだったりします。自分の場合は、他の患者にあたってしまいましたが…。

 でも何より今回の事件で思うのは、世間は必ずしも障害者に優しい人ばかりではないんだろうなあとつくづく実感します。自分も健常者だったこないだまで、障害者にそれほど優しくしようとは思わなかったです。昔、障害者とケンカしたこともあるくらいです。このときも他にストレスをぶつけようがなかったんですが、反省してます。でもさすがに死ねとまでは思わなかったです。自分もストレス発散すべくはやく友人を作るべきなんでしょう。障害者となった今年からは、日テレの24時間テレビも今までと全然違う目で見ると思います。

・7/26 21:30追記
 犯人は大麻をやっていたようなので正気ではないんでしょうが、「障害者は安楽死させた方がいい」と言っているようです。安楽死の是非については自分の立場では何とも言えませんが(正直自分が生きていることで、家族にかなり迷惑をかけているので)、こんな愚劣な犯行をして、誰が「安楽」になるのでしょうか。関係者全員悲しんでいると思います。
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病名と症状のご報告

2016/06/19 11:36
 退院して1ヶ月以上が経ちました。退院してから現在もリハビリ生活なのですが、おそらく主疾患の方は薬のおかげもあり安定してきたと思われるので、ここで報告したいと思います。

 主疾患の病名は脳梗塞です。まさか30代の自分がなるとは思いませんでした。年齢からすると若年性脳梗塞と言えるかもしれませんが、原因は高血圧・糖尿病・高脂血症など典型的なものでした。以前から学校の健康診断の数値が悪くて、それでも医者嫌いの自分は高血圧以外治療をしていなかったので、なるべくしてなったという感じです。

 症状として一番つらいのは、右手が使えないことです。現在もほぼ完全麻痺(ステージ2)で、全く自分の意思で動かせません。例えば字が書けないとか箸が使えなかったり、ペットボトルが開けられないなどこんなに不便かと思うほどです。左手で代用できるものは利き手交換で何とかしないといけません。でも両手使うこと、例えば何かを結んだり楽器を演奏するなどは最悪一生あきらめないといけないかもしれません。

 あとは右足の歩行障害と構音障害です。でもこれは回復の兆しはあります。3月までは車いす生活でしたが、4月からは杖で歩行が可能になり、今は室内なら杖が無くても歩けます。構音障害は滑舌が悪いくらいで、今も発音自主練中です。この二つはリハビリ病院でだいぶ訓練したため、だいぶ良くなったと思います。

 でも、現在もう一つの病気が襲っています。それは糖尿病網膜症です。そのため入院中の4月から通院でレーザー手術を行っていて、さらに今より悪くなるとまた入院などして硝子体手術を行わないといけないそうです。もう病院での入院生活はコリゴリですが、だから今ブログを書いておきたかったんです。いつ突然死が襲ってもおかしくないでしょうし。でも死ぬのは怖くなくて、これからどうして生きていけばいいのか分かりません。ただでさえ生きているだけで迷惑かけているのに、こんな障害者雇ってくれる所があるのか。まずは障害者手帳が申請できる7月を待っている状況です。
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