中途障害者になって3年

 まもなく平成が終わろうとしています。そして障害者になって3年経ちました。人生の途中で障害者になった人を、一般に中途障害者というそうです。乙武さんのように生まれつきの先天性の人以外のことを言うのでしょう。いま、「五体不満足」を読んでいて、感心させられることなど多々あります。障害のことを暗く書かないのはすごいと思いました。自分は思い通りにできなくて、とにかくストレスが溜まっています。今までできていたこと、たとえば自分の場合、ペットボトルを開けるとか爪を切るとかきれいに字を書くなど…挙げるとキリがありませんが、かつての自分のようにできないことにとにかくイライラしています。きっと乙武さんもストレスは相当溜まっているんでしょうが、そういうのをひた隠していろんな活動をされているんだと思います。義足プロジェクトは感心してみていますし、メディアで見かけることがこちらの参考・励みにもなります。

 さて、この4月よりドラマ「パーフェクトワールド」が放送されています。映画の方は見ていませんが、2時間の恋愛主体の映画版より1クールのドラマ版は時間があり、それだけ障害者目線を放送してくれるのは、こちらとしてはありがたいです。まだ2話しかやっていませんし自分はパートナーもいないので、恋愛面に関してはうらやましいとしか見ていませんが、障害者の生活のつらさが少しでもこのドラマで伝わると嬉しいです。障害者は一人で生きていくという覚悟とか、障害者が一般人に迷惑かけているとかは自分も感じていることで、とにかく考えさせてくれるドラマです。まあドラマ・映画は主人公がイケメンなのでそれだけでも自分とだいぶ違うんですけどね。

 日テレの24時間テレビは今も昔もあまり見ていません。障害者に山を登らせるとか、苦行でしかないと感じるからです。一言でいうと「かわいそう」だと思っています。障害者になった今、自分がこの依頼が来たら絶対断ると思います。足の障害は7級とかなり軽いですが、それでも歩くのはつらいんです。テレビ的には面白いんでしょうけど、自分はなんか違うと思ってしまいます。多くの障害者は、日常生活だけでも精いっぱいなんです。自分も食事も入浴もトイレもつらいし…。仕事もできてない人が大多数です。テレビに出ている人はかなり努力をしてきて、たぶんほとんどの人がストイックな生き方なんでしょう。そういう人が見る分には感動するんでしょうけど、自分は今も昔もそうしてきていないので、あまり感動できないんですよね。感動できる人は、きっと自分の努力と重ねられるんでしょう。それ自体を否定しているわけではありません。

 令和の時代が来ようとしています。日本が思いやり溢れる国になってくれればありがたいんですが、少子化で経済も先細りの今、皆さんがどんどん余裕なくなってきていて、たぶん難しいんでしょうね。自分も障害年金打ち切られるかもしれませんし…。グローバル化で世界が一つとなればなるほど、先進国は発展途上国にのまれていく気がしてきて、先が恐ろしいです。

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この記事へのコメント

arisuteru
2019年05月05日 17:02
御無沙汰しております。
更新を楽しみにしていました。
ホワイトハンドという活動を知っていますか?
私も昨年初めて知ったのですが、聴覚と視覚にそれぞれ障害のある方同士が助け合い、支え合い、目の見えない方は耳の聞こえない方の思いも受け止めて声で、耳の聞こえない方は目の見えない方の分まで懸命に手話でお互いの思いと共に合唱を行う活動のようです。
思わず涙が溢れました。
そして双方の方々の達成感は身体に満ち溢れていました。
私は今目も見え、耳も聞こえますが、時折節穴なのでは、と思う時があります。人の心は表面的には見るも聞く事も出来ないから。

たまたまこれも昨日知った事なのですが、県によっては障害を抱えた方の教員採用枠のようなものがあるらしいですね。非常勤にしか出来ない事があるようにその人でなければ教えられない事、出来ない事ってあるかもしれない、とふと思いました。
世の中、誰しも人間は支え合わずには生きていけません。
健常者(という言葉が相応しいか分かりませんが)だから手を差し伸べるとかそういう事でなく、人間だからお互いに手を差し伸べるのだと思います。
私も沢山学ばされる日々ですし。

と、記事を読ませて頂きながら色々思った事をつらつら書かせて頂きましたm(_ _)m

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