映画 「バルトの楽園」

 今日は「ゲド戦記」公開日。その中あえて、どうしても気になる映画が公開終了近かったので見に行ってみた。それが「バルトの楽園(がくえん)」。ドイツワールドカップで盛り上がった今年、ドイツ年ということもあり公開されたのかもしれないけど、正直この映画もかなり感動した。
 内容はというと、前回は芸術がテーマだったのに対し、こちらは「歴史と音楽」。ちなみに今年1月1日、自分は第九を聞いて明けた年だった。日本最初のベートーヴェンの「第九」が初演されたのは、第1次世界大戦に負けたドイツ人捕虜が徳島県鳴門(板東)の地で演奏されたのが初めてとされている。そこに隠された感動の秘話がこの映画である。
 自分も歴史についてあまり詳しくはないけれど、簡単にHPより概略を。1914年、第一次世界大戦で日本軍は、ドイツの極東根拠地・中国の青島(チンタオ)を攻略した。ドイツ兵4700人は捕虜として送還され、日本各地にある収容所に収められる事となる。厳しい待遇が当然な収容所の中で、奇跡の様な収容所が徳島にあった。板東俘虜収容所の所長を務める会津人の松江豊寿は、陸軍の上層部の意志に背いてまで捕虜達の人権を遵守し、寛容な待遇をさせた。また、言語・習慣・文化の異なる地域住民の暖かさに触れ、収容所生活の中で、生きる喜びをみいだして行く。そして大ドイツ帝国は崩壊する。自由を宣告された捕虜達は、松江豊寿や所員、そして地域住民に感謝を込めて、日本で初めてベートーベン作曲『交響曲第九番 歓喜の歌』を演奏する事に挑戦するというお話である。
 会津戦争で厳しい生活を目の前で見てきた松江豊久(松平健)が、捕虜に対してとても温かく接しているのがとても感動的である。そして、日本人とドイツ人の親から生まれた子(大後寿々香)にも温かくしている様子が感動する。最後、ドイツ人捕虜が日本人(板東の人々)にお礼として「第9」を演奏するが、実はこれはカラヤン指揮のベルリンフィル交響楽団による演奏になっている。これを聞きおわったとき、拍手したくなるような映画の終わり方になっている。一つのコンサート気分まで味わえる。その意味でとても感動し、満足感のある映画であった。今夏、そんな会津にもまた足を運んでみようかな?

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